こんにちは。
宮崎県延岡市でWebデザイン・Webコンサルティングを行なっているmicataの進藤です。
私が住む延岡市やお隣の日向市で事業を行っている方が、Webを活用することにメリットがあるのか? また逆にデメリットはあるのか?
ローカル地域でWebを活用することについて紹介します。
延岡市の事業者がWebを活用するメリット
まずWebといってもいろいろな意味を含みます。
ホームページやブログ、FacebookやインスタなどのSNSもWeb活用ですね。ここではインターネットを使って自社を宣伝することをWeb活用を思ってもらえれば。
では延岡市のお店や企業などの事業者がWebを活用するメリットを見ていきましょう。
より多くの人にアプローチできる
ホームページやSNSのメリットは、多くの人にサービス(商品)をアプローチできること。これが最大のメリットです。
令和2年2月現在の延岡市の統計データによると、総人口は約119,000人となっています。
そのなかでも働き手である生産年齢人口(15歳〜64歳)を見ると65,648人。
参考URL:延岡市の統計 -延岡市ホームページ-
主に生産年齢人口といわれる世代がパソコンやスマホを使いWeb検索やSNSを行なっていることが多いと思われるので、Webを活用する事業者はこの人たちに向けて訴求することで見込み客を獲得することができます。
商売がBtoCかBtoBによってもターゲットは変わりますが、それでもこれだけ多くの人にアプローチできる広告媒体はWeb(ホームページやSNS)以外にはないでしょう。
- 新聞
- 新聞折り込みチラシ
- フリーペーパー
- 地元メディアのCMやラジオ
もちろんこれらも地域に根付いたサービスであり、ターゲットによっては宣伝や集客に効果的です。
ですが、紙媒体は実際に手に取らないと情報が得られないというデメリットがありますし、掲載できる情報には限りがあります。
また年々チラシを受け付けないという人達が増えてきている、そもそもチラシが手に入りにくい地域や人がいる、情報収集はスマホで行う人が増えているのも事実です。
それとCMやラジオもインターネットよりは訴求対象が少なくなりますし、その時間に放送を見たり聞いていない人には届きません。
いっぽうホームページやWebはスマホやパソコン、タブレットを使うことが日常的に普通になってきている今、いつでもどこでも情報が得られる、限りなく情報を掲載できるのは大きなメリットです。
こちらの、飲食店や整体院などお店のホームページで集客率をアップさせるためのコツでも書いた通り、顧客がお店に行く前には必ず欲しい情報を集めてから来店するため、ユーザー都合で欲しい情報が得られる状態にしておけるのは他の広告媒体との大きな違いでしょう。
紙媒体
↓
紙媒体は情報を載せるスペースが限られているので、ユーザーが求める情報を網羅できない。そのためホームページのアドレスやQRコードでWebへ誘導
↓
ユーザーはWeb(ホームページやSNSなど)で情報収集
↓
来店
もしくは、チラシ等が手元にない、スマホで情報収集をする人は、Web(ホームページやSNSなど)で情報収集
↓
来店
いずれにせよ、Web活用は必須なのです。
延岡市以外の人にもアプローチできる
上記では延岡市の人を対象に話をしましたが、事業者の業種によっては延岡市以外の人にも自社をアピールできるというメリットがあります。
例えば、あるキーワードが月間どれくらい検索されているかを調べてみると、
- 延岡 観光:2500回
- 延岡 居酒屋:2900回
- 延岡 宿泊:210回
- 延岡 ランチ おすすめ:100回
「延岡 観光」「延岡 宿泊」というキーワードで検索する人はインバウンドや県外の人だと想定されますよね。
「延岡 居酒屋」は延岡市民の検索者も含まれているでしょうが、ホテルに泊まった人が検索するワードでもありますし、「延岡 ランチ おすすめ」も観光に来た人がランチを探しているケースも含まれているでしょう。
つまり業種によってはホームページやSNSなどWebでの情報発信をすることで、県外の人にも自社をアプローチできるのです。
顧客以外の人にもアプローチできる
上記では顧客に対してアプローチ効果がある場合のケースですが、別視点でも効果が望めます。
例えば、求人です。顧客ではなく自社で働きたい人を募集するのにSNSやホームページを活用するのです。
延岡の企業を回って社長と話をすると人手が足りない、求人を募集しても応募がないとよく聞きます。
キーワードの月間検索数を調べてみると、
- 延岡 求人 正社員
- 延岡 求人 パート
- 延岡 求人 介護
など情報を求めているユーザーは結構います。
そういった人たちをターゲットにすることで人材確保につなげることができます。
これもWebのメリットと言えますね。
ホームページを使った人材獲得については、こちらの記事で詳しく書いているので合わせて読んでみてください。
成果を把握しやすい
チラシは配ってどれくらい来店につながっているか、口頭で聞いたりアンケートを取らないと効果の測定のしようがありません。
また看板も同じで、どれだけの人が見てくれているか確認が難しいです。
つまりそれらの広告媒体は成果が把握しづらいのがデメリットといえます。
いっぽうホームページやSNS、Web広告などはアクセス数などを数値化してみることができるので、その費用対効果を把握しやすいです。
「広告出したら誰か見るだろう」と成果不明の広告媒体にコストをかけるよりは価値があると言えますね。
延岡市の事業者がWebを活用するデメリット
では逆に延岡市の事業者がWebを活用することにデメリットはあるのでしょうか。
運用する手間がかかる
まず、ホームページやSNSの更新を続ける手間が必要です。外注でなく自社で運用を行うのであれば事業主本人、もしくは担当社員を決めてやっていく必要があります。
みなさんそれぞれ本業をやりつつWeb発信をするのは業務負担となりますね。
Webに詳しい社員がいない、人手が足りない企業であればWeb活用の手間はデメリットと言えるでしょう。
成果が出るまでに時間がかかる
ホームページには種類がありコーポレートサイトと集客サイトは違うと書きましたが、パンフレット代わりのコーポレートサイトと比べて、集客や資料請求などを求める集客サイトでは成果が出るまで時間がかかります。
なぜなら顧客が求めている情報を掲載していく必要があるからです。
例えば、わたしのホームページでもお役立ち情報として、さまざまな記事を投稿しています。
これは経営者に対してわたしが提供しているサービスをより理解してもらうため、疑問や悩みを解決してもらうことが目的です。
疑問や悩みの答えを検索した人が、私のホームページの記事を見て解決する、解決できそうと思ってくれれば成果につながります。
顧客の悩みを自社サービスや商品で解決できる根拠を記事として積み重ねる必要があるため、ホームページは作って終わりではなく育てていく時間が必要なのです。
これはSNSでも同じで、ちょこっと投稿をしたくらいでは成果にはつながりにくいでしょう。コツコツと投稿を続けることで信頼が積み重なっていきます。
特売のチラシを配ってすぐに来店につながるようなケースと比べると、成果が出るまでに時間はかかりますが、育てていけばその費用対効果はかなり高いと言えるでしょう。
維持費・管理費がかかる
無料で始められるSNSは別として、ホームページはサーバーやドメインといった費用がかかります。
またmicataではセキュリティ対策や運用管理費として保守料金をいただいております。
ランニングコストがかかる点はデメリットと言えそうですね。
ただ新聞やフリーペーパーでも毎月掲載には料金がかかりますし、チラシを作るのにもお金がかかります。チラシに関してはその発信内容ごとに作る必要があり、その都度料金がかかります。
それに対してホームページは情報(記事)の追加にお金はかかりませんし、24時間365日ずっと発信し続けらます。
また固定費は基本一定なので予算も組みやすいですしね。
まとめ
延岡市の事業者がWebを活用するメリット・デメリットを紹介しました。
インターネットの普及やスマホ所有者の増加、5Gの開始、さまざまなことのオンライン化によってWebの重要性が増しており、この流れはますます加速していくことでしょう。
私は延岡市を拠点に仕事をしていますが、地元の企業さんとのお付き合いはもちろん県外の方からお問合せをもらうこともあります。
実際に会ったこともない人からどうして問い合わせが来るのか?
それはWebを活用しているからです。ホームページやブログ、SNSなど自分のサービス(商品)を発信することで、遠く離れた人にも存在を知ってもらうことができるんですね。
延岡の地元の人であっても、インバウンドや県外の人であっても、Webを活用することでより自社のサービス(商品)をより多くの人にアピールできます。
ぜひ延岡市の企業、個人事業主の方はWebを活用してビジネスの幅を広げていきませんか?
詳しく話が聞きたい、運用の知識や手間が不安という方もお気軽にご相談ください。
お客様にとって何がベストなのか一緒に考えながら、最適なご提案させていただきます。