ホームページはあるけどあまり見られていない、もっとアクセス数を増やしたいと悩んでいる企業さんへ。
ホームページのアクセスを増やす方法は、SNSやチラシ、Web広告、検索エンジンなどいろいろありますが、ここではブログを使ったやり方について紹介します。
こちらの企業がブログをやるべき3つのメリットという記事でも紹介しましたが、記事を書く労力以上に得られるものが多いので、ぜひ実践されてみてください。
ホームページのアクセス数を増やすのにブログが効果的な理由
まずブログがホームページのアクセス数を増やすのに効果的な理由は、
- 流入の間口が広がる
- 企業の信頼度が増してホームページが強くなる
まずブログ記事が増えるごとにホームページへの流入の間口が広がります。
GoogleやYahooなど検索エンジンに引っかかる可能性も記事の数だけ増えますし、ブログを読んだ人たちがSNSでシェアしてくれる、他のメディア等で紹介される可能性もでてくるからです。
Web上に無料で自社の宣言チラシを配っているようなイメージですね。
多くのユーザーの目に触れるとホームページの信頼性が増し強くなりますし、そうすると検索エンジンでライバルよりも上位に来やすくなるメリットがあります。
それが結果的にアクセスアップにつながるというわけです。
ホームページのアクセスを増やすブログ記事の書き方
ではアクセス数を増やすためのブログの書き方について紹介します。
コツは、「ブログ=日記」という認識ではなく、読んでくれるユーザーの為になる内容にするです。
具体的なSEO対策(検索エンジン対策)も紹介しますが、それ以前にまずはここが重要なのでぜひ意識しましょう。
どんなテクニックを使ったって、コンテンツ(記事の内容)が悪ければアクセス数は増えませんので。
自己満足の日記や報告記事の比率は減らす
企業ホームページで意外と多いのが、ただ感想を書いただけの報告や日記記事です。
例えば、
- 高千穂観光に行って楽しかった
- 宮崎名物のなんじゃこら大福が美味しかった
- 社員で焼き肉をしました
タイトルも内容も感想を述べて終わりみたいな記事です。
これはこれで良いんです。社内の雰囲気が伝わったり、社員の人間性をより知れるきっかけにはなりますので。
ただ企業のホームページを見る人は友達ではなく、顧客や取引先の人がメインですから、そういった日記には興味がありません。
社員がどこに行こうが、何を食べようがよっぽどあなたのファンでない限りすぐそのページから離脱してしまうでしょう。
個人的な日記が読まれるのは芸能人や有名人のブログぐらいです。
そのような日記はFacebookやインスタなどSNSで発信すればOK。
ブログとして書いてもいいですが、ホームページのアクセスアップを狙っているならその比率は減らしたほうがいいでしょう。
これは後で記述しますが、あまり読まれない記事(Googleから低品質と判断された記事)がサイト内に多いと、検索エンジンからの評価が下がり検索順位も下がってしまいます。
企業であれば営業時間などのお知らせもあると思いますが、そういった顧客や取引先に必要なことはもちろん書いて大丈夫です。
誰に向けて書いた記事なのかターゲットを明確にする
そのブログ記事は誰に向けて書いているのか明確にしましょう。ブログ記事のタイトルの付け方も誰に向けて書いてあるのか一目で分かるようにした方が良いです。
では分かりやすい例を見てみましょう。
- 「毎日ストレッチで快眠♪」
- 「睡眠不足に悩む人におすすめ!快眠につながる就寝前の簡単ストレッチ」
どちらのほうが内容が伝わりやすいでしょうか?
後者ですよね。
誰に対してどんな内容で、どういったメリットがあるのか一発で分かります。
前者はストレッチで快眠しようとはわかりますが、個人的な日記という印象を受けます。
ホームページのアクセス数を増やしたいということは、自社の商品やサービスを利用してほしいということですから、それを求めているターゲットを明確にしてから記事を書きましょう。
検索者の悩みを解決するハウツー系の記事を書く
自社のターゲットが明確になったら、ハウツー系の記事を書きましょう。
ハウツー系記事とは、「○○する方法」や「○○する手順」などを書いた記事のことです。
このような記事がハウツー記事です↓
迷惑メールを増やさない事前対策と入ってきたメールを処理するパソコンでの対策
こういった記事は、人が悩みを持っている限り需要があります。
誰にどのように役立つか、その解決策を明確に書いてあげることでその情報を求めている人の役に立ち、結果的にホームページの評価が上がる正の連鎖が生まれます。
以下のようなただ報告しただけの日記記事があったとしましょう。
タイトル:高千穂観光に行きました
宮崎県にある高千穂に観光に福岡から友達と車で行ってきました。楽しかったです。
これをハウツー系記事に直すと、
タイトル:福岡から車で高千穂に行く方法
博多ICから高速に乗り、熊本ICで降ります。高速料金はいくらです。そこから何号線で一時間ほど走り、駐車場は○○にあります。
このような内容にすれば、同じように福岡から車で高千穂観光に行こうとしている方の役に立ちます。
ただの日記ではなく、情報提供やおすすめを紹介して役に立つ記事を書くことを意識してみましょう。
二次情報ではなく一次情報を書く
一次情報とは、自分が実際に経験して得た情報のことです。Googleは公式サイトに書かれてある情報や他のサイトに書かれてある情報よりもオリジナルを好みます。
これは当然のことですよね。検索結果に同じような情報が書かれてあるブログがたくさんあっても意味がありませんから。
ユーザーの役に立つ記事を書くときに他のサイトの情報を真似したり、調べて書くこともあると思います。しかしそれは二次情報です。
すでに上位に来ているサイトの内容の真似をしても勝つことはできないので、そこには書かれていない付加価値をプラスして情報を提供しましょう。
それが結果的に検索上位に入ることにつながります。
内容を濃くする
文字数が少ないと検索エンジンの評価が下がるので最低1,000文字は書くみたいな情報を目にしますが、100文字はダメで1000文字ならOKとかそんな単純な話じゃありません。
文字数が少ない=内容が薄い。だからダメという事です。
逆にユーザーの役に立つ内容であれば500文字だってOK。
ただしGoogleなど検索エンジンの検索結果は他のサイトとの相対評価なので、よりユーザーのためになるサイトが優遇されます。
自社が発信しているブログの内容は他社と比べてどうなのか?ぜひ内容を見比べてみてください。
薄い内容より濃い内容のほうが検索エンジンに好まれます。
記事数は多いに越したことはない、ただ低品質記事の量産は逆効果
ブログ記事数は多いほどユーザーの目に留まる機会も増えて検索エンジンからの流入の間口が広がります。
しかしユーザーの役に立たない、満足させられないコンテンツ、いわゆる質の低い記事がブログ内に増えると逆効果になります。
あなたのブログにアクセスして来たユーザーが求めている情報がない⇒Googleからの信頼もなくなるのです。
Googleが検索順位を決めるアルゴリズムの一つに、低品質記事(リンクが付かない、ユーザーの役に立たない記事)が多いと順位を下げる仕組みがあります。
とにかくユーザーが求めている情報に対して過不足なく答えを提供することが大切
何か悩みや疑問を持ってあなたのブログに来たのに解決しなかったら、そのページには価値がなかったということです。
大切なことなので何度も言いますが、読んでくれるユーザーを満足させる記事を書くことが最善策です。
ユーザー満足度が高まると、ブログがたくさんシェアされて被リンク(バックリンク)が増えて、結果的に検索エンジンからの評価も上がるという正の連鎖になり、SEO的にも良いので。
バックリンクとは、あなたのサイトに対して外部のサイトから貼られたリンクの事。被リンクとも言います。
その正の連鎖を生む為には、上記のことを地道に繰り返していくしかありません。
まとめると、ホームページのアクセスを増やすためには以下の点を意識してブログを書く。
- 自己満足の日記や報告記事の比率は減らす
- 誰に向けて書いた記事なのかターゲットを明確にする
- 検索者の悩みを解決するハウツー系の記事を書く
- 二次情報ではなく一次情報を書く
- 内容を濃くする
- 記事数は多いに越したことはない、ただ低品質記事の量産は逆効果
- ユーザーが求めている情報に対して過不足なく答えを提供する
本業の合間にブログを更新するのは骨が折れますが、それを続けた企業はホームページのアクセスが増え、結果的に売り上げアップにつながります。
ホームページのアクセス数を増やすブログのテクニック
「日記じゃなくユーザーの役に立つような記事を書くことは分かった。でも書く時のコツとかないの?どうやって書いたらいい?」という疑問に答えます。
アクセス数を増やすにはGoogleなど検索エンジンからの流入を増やす必要がありますが、検索上位に入るためにはコツがあります。
まったく同じ内容のブログ記事が2つあった場合、コツを知っている書き方とそうでない書き方では差が出ます。
そのコツとはブログ記事をGoogleに見つけてもらうこと、そしてその内容をきちんと伝えることです。
では具体的にどうすればいいのか、検索エンジンで上位表示するためのテクニック(SEO対策)を紹介します。
少しテクニカルな話になりますが、あなたのブログの価値を高めるためにぜひやっておきましょう。それがアクセスアップのきっかけにもなりますので。
無料ブログではなく自社ホームページ内に書く
無料ブログとはアメブロやはてなブログなど誰でも無料で始められるブログです。
自社ホームページは制作会社によって作り方が異なりますが、htmlやWordPress(ワードプレス)というシステムで作ったりします。
ではなぜ自社ホームページ内にブログを書いたほうがいいのか。
それは無料ブログサービスは終了する恐れがあるからです。
先日、ある企業のホームページを見てみたらブログのリンクがあったのでクリックしたところYahooブログに飛びました。
それでとんだ先のページは「見つかりません」というエラー。実はYahooブログは2019年12月15日にサービスを終了したんですね。
当然これまで書き溜めてきた記事もなくなります。外部サービス、特に無料サービスの場合、突然終了することがあります。
そうなるとせっかくの記事(資産)がなくなるので自社でブログは運用したほうがいいです。
このことに関してはこちらの記事でもより詳しく書いていますので、あわせて読んでみてください。
それともう一つ、ブログ記事を書くほど他のサイトからリンクを貼られたり、SNSでシェアされてホームページが強くなります。
しかしブログ記事のURL(アドレス)が外部サービスだと、その効果がそっちに流れてしまうのです。
https://micata-you.com/●●●
https://ameblo.jp/●●●
ブログ記事のURLが後者の場合、リンクやシェアされた効果はアメブロに流れることになります。
ですので、ブログを運用する場合は自社ホームページの機能を使って自社内で作りましょう。
また無料ブログの場合はカスタマイズの汎用性が低いので、内部SEO対策がやりにくいというデメリットもあります。
リンク切れをなくす
ブログ内に貼られたリンクが切れていないか、リンク先のサイトにきちんとアクセスできるか定期的にメンテナンスする必要があります。
これはGoogleが検索結果の品質を評価する公式のガイドラインに書かれてあります。
元々は英文ですが日本語に訳して要約すると、ウェブマスターはリンク切れがないか、ブラウザが変わってもユーザーにとって見やすいものであるかどうかなど、サイトを定期的に確認、メンテナンスする必要があります。
一度貼ったリンク先のURLが変更されていることもありますし、貼った際に間違えている場合もあります。
その場合、ずっと誤ったままだときちんとメンテナンスされてないと判断されて、品質に問題があるとみなされる可能性があります。
またGoogleに限らず、リンク先がエラーだったらアクセスしたユーザーにも不親切ですよね。そのため定期的にサイトをメンテナンスしましょう。
ちなみにWordPressというシステムでホームページを作っている場合、自動でリンク切れをチェックしてくれる「Broken Link Checker」という拡張機能があります。またその際に「rel=”nofollow”タグ」もつけることができます。
rel=”nofollow”とは、そのリンクを辿らないでね。と検索エンジンに伝える事です。これをすることでどうなるかというと、マイナスの評価をうけることなく対処することができます。
参考元: 特定のリンクに対して rel=”nofollow” を使用する Googleヘルプフォーラムより
見出しにSEOキーワードを入れる
タイトルだけでなく本文中の見出しにもキーワードを入れるのがおすすめです。
見出しとは、H1〜H5タグなどで囲まれた部分です。見出しは数字の小さい順番から使うのが基本です。
「正しい使い方」
「h1」⇒「h2」⇒「h3」⇒「h3」⇒「h4」⇒「h4」
「誤った使い方」
「h4」⇒「h1」⇒「h3」⇒「h2」⇒「h3」⇒「h1」
ただ1つ注意点があります。
たんにキーワードを詰め込んで不自然な見出しになってはダメです。
見出しを見た人が一目で内容を把握できるような、本来の見出しの意味になっていることが大切です。
本を思い浮かべてもらえると分かりますが、目次や見出しはこの後に何が書かれてあるか判断することができ、読みやすさの向上にも繋がります。
適切なアンカーテキストで内部リンクを貼る
あなたのブログに他のサイトからリンクを貼られること(外部リンク)をバックリンクと言いますが、自分のサイト内のページにリンクを貼ることを内部リンクと言います。
SEOといえば外部リンクばかりが重要視されますが、実は内部リンクも非常に効果的です。
内部リンクはGoogleのクローラーにページを発見してもらうための手助けをし、きちんとページを評価してもらう役目があります。
また内部リンクが集まっているページは重要であると認識されるため、上位表示させたいページへリンクを貼ってあげると効果的です。
ブログ内にはメニューバーやサイドバー、パンくずリストなどたくさんの内部リンクがありますが、コンテンツ内に貼られているリンクは特に重要。
この記事でも他のページへいくつか内部リンクを貼ってありますが、ただ貼れば良いわけではなくて、アンカーテキストが重要になってきます。
アンカーテキストとは、リンク部分のテキストのことです。
例えば、以下の青文字のリンク部分の事をさします。
ホームページ制作やリニューアル時にありがちな失敗例3パターン
ホームページ制作やリニューアル時にありがちな失敗例3パターンはこちら
このアンカーテキストにはリンク先のページ内容を表したもの、上位表示させたいキーワードを入れるのがおすすめです。
そのため、上の「こちら」部分にリンクを貼ることは非常にもったいないです。
記事は書いて終わりではなく、関連する他の記事へリンクが貼れないか、過去の記事から新しい記事へリンクを貼れないか定期的に見直しましょう。
SNSで拡散されやすいように目立つシェアボタンを設置する
これは記事の書き方に関するSEOテクニックではありませんが、重要なので合わせて紹介します。
TwitterやFacebookなどのSNSでシェアされることはより多くのユーザーに自分のブログを知ってもらうきっかけになりますし、自分のサイトにリンクを貼ってもらえるバックリンク効果も期待できます。
シェアされやすい記事を書くことはもちろんですが、ユーザーが「いいね」や「ツイート」しやすいように記事下や目立ちやすい場所にボタンを設置するのがおすすめです。
またつい押したくなるようなボタンのデザインも工夫してみると良いですね。
まとめ
ホームページのアクセス数を増やす方法としてブログを使ったやり方を紹介しました。
ブログを書いていない企業、書いていたけど上記のようなことを意識していなかった人はぜひ参考にしてください。
最後にまとめると、
- 自己満足の日記や報告記事の比率は減らす
- 誰に向けて書いた記事なのかターゲットを明確にする
- 検索者の悩みを解決するハウツー系の記事を書く
- 二次情報ではなく一次情報を書く
- 内容を濃くする
- 記事数は多いに越したことはない、ただ低品質記事の量産は逆効果
- 無料ブログではなく自社ホームページ内に書く
- リンク切れをなくす
- 見出しにSEOキーワードを入れる
- 適切なアンカーテキストで内部リンクを貼る
- SNSで拡散されやすいように目立つシェアボタンを設置する
ホームページのアクセスを増やしたい、集客用サイトを作りたいなどご相談も受け付けていますのでお気軽にどうぞ。