毎年公募されている、小規模事業者を対象にした国の補助金(小規模事業者持続化補助金)をご紹介します。
この補助金は、
- ホームページ制作
- 名刺・DM・チラシ・カタログ・パンフレット等の製作
- その他、動画を活用したプロモーション
など事業の販路拡大(広告宣伝)のために必要な経費の2/3まで最大50万円を国が補助してくれます。
「補助金なので受給すれば一切が返済は不要」というのが大きなポイントです。
ホームページやチラシ等で企業の宣伝をしたい、とお考えの経営者の方はぜひこの機会に補助金を利用してみませんか?
これによって高額な初期投資費用や経費がかなり抑えられます。
小規模事業者持続化補助金の具体的な内容
小規模事業者持続化補助金は経済産業省(中小企業庁)が実施する施策で、経営計画を作成して取り組む販路拡大を支援するものです。
販路拡大の支援が目的なので、冒頭でも書いたように、
- ホームページ制作
- 名刺・DM・チラシ・カタログ・パンフレット等の製作
- その他、動画を活用したプロモーション
などによる、売り上げアップや生産性の向上を目的とした内容が支給対象となります。
具体的な補助金額は、
- 補助上限額:50万円
- 補助率:2/3
となり、例えば、ホームページ制作費の総額が60万円だった場合、総額の2/3である40万円が補助金として支給されるので実質20万円で済むということになります。
補助金の対象者
小規模事業者持続化補助金と名前があるように、補助対象となる企業は限られており具体的には以下のようになっています。
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) | 常時使用する従業員の数 5人以下 |
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
製造業その他 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
「商業・サービス業」、「宿泊業・娯楽業」、「製造業」の定義に当てはめることが難しい事業(建設業、運送業等)や、区分が異なる複数の事業を営んでいるなど判断が難しい場合は、「その他」として、「製造業その他」の従業員基準を用います。
補助金の活用事例1:そば屋
「インバウンド向けの英語表記メニュー」や「のぼり」を作成。
また、そば粉の製粉に使用する機械を一新。そば粉の前処理の安定化及び時間短縮となり、繁忙期の売り切れなどを回避。2ヶ月間で売上が30万円増加。
補助金の活用事例2:旅館
宿泊・飲食事業などを行う旅館にて補助金を活用し、外国語版Webサイトや営業ツールを作成。
また、ピクトグラムの活用やムスリム(イスラム教徒)対応情報を発信した結果、問合せ件数が倍増。海外客の団体旅行予約も2割程度増加。
申請から補助金受領の流れ
応募(経営計画書・補助事業計画書の作成)
↓
採択(日本商工会議所による書類審査・採択)
↓
交付決定後、販路開拓等の取り組み実施(ホームページ作成等)
↓
取り組み完了報告の提出
↓
日本商工会議所による報告書の確認、承認
↓
補助金の支給
となります。
販路開拓の取り組み(ホームページ制作等)完了後になるべく早く報告手続きを行うことがポイントです。
承認を受けることが出来たら通常1~2カ月以内には補助金入金があります。
よくある質問
会員・非会員を問わず応募できます。
税理士・社会保険労務士・行政書士・弁護士・弁理士など、士業のかたでも応募できます。
開業されていない方は小規模事業者持続化補助金の対象とはなりません。申請時点で事業を行なっていれば対象となります。
この他にも、
- 自社が対象になるのか知りたい
- こんな事業・サービスでも補助金の対象になるのか知りたい
- 補助金の活用方法を提案してほしい
- 応募期限が知りたい
など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
補助金の申請や手続きに関しても商工会議所の方とともにサポートいたします。
最大50万円まで補助可能、しかも返済不要ですから、ホームページやチラシ制作で販路拡大の取り組みを検討してみませんか?
ぜひこの機会に活用してみてください。