会社ホームページに無料のホームページ作成サービスはおすすめしない4つの理由

タダには理由があります

個人事業主や企業など事業用ホームページを作る際に無料のホームページ作成サービスはおすすめしません。

というもの、先日ある企業のホームページを見てもったいないと思ったからです。

そのお客さんの住所を調べたかったのでGoogleで会社名を検索したのですが表示されず。

1ページ目にない・・・

2ページ目にもでてこない・・・

あれ?

お客さんはホームページがあるとは言っていたんですが見つからないんですよ。

検索してたどり着けなかったので、ホームページのURL(https://~のようなアドレス)を聞き、それを打ち込んでやっとたどり着くことができました。

せっかくホームページを作っていてもみられなければ意味がないなと思った次第です。

これがお店など商売用で作っていたとしたら、お客さんを逃していたでしょうね。

とりあえず作っておきさえすればOKという人はいいですが、ホームページを作る目的が会社の紹介や集客だったら、見られないサイトは本来の目的を達成していません。

その会社の情報が知りたいのに、それを伝えることができていないホームページって一体なに? という感じです。

ではなぜそのホームページは検索しても出てこなかったのか?

それは無料のホームページ作成サービスで作られていたから。

無料のホームページ作成サービスには以下のようなものがあります。

  • Wix(ウィックス)
  • ペライチ
  • STUDIO(スタジオ)
  • Jimdo(ジンドゥー)
  • Google Sites(グーグルサイト)

など。

そのお客さんのホームページはJimdo(ジンドゥー)で作られていました。

決してこれらで作るホームページが悪いというわけではありません。

ただ、作りさえすればOKという目的ではなく、そこから集客など自社の売り上げにつなげたいなど事業用として作るのならおすすめはしません。

なぜならいろいろなデメリットがあるからです。

具体的なデメリットは後で紹介しますが、その一つがホームページを探してもらいにくいからです。

さきほどのお客さんのホームページはまさにその状態。

ホームページは作っただけでは意味がなくて、見られなければ存在しないのと同じです。

0円で作ろうが、30万円かけて作ろうが見られなければ価値はゼロ!

目的がある事業用ホームページは無料ホームページ作成サービスで作らないほうが良い理由

集客や宣伝などの目的があるなら無料ホームページ作成サービスで制作しないほうが良い理由は以下。

  • SEO対策がしにく
  • 自社とは無関係な広告が表示される
  • そのサービスが終了したらホームページもなくなる
  • サービス規約を破ってしまうと大変

それぞれ詳しく説明します。

SEO対策がしにく

SEOとは、サーチエンジン最適化の略です。

サーチエンジンとは、GoogleやYahoo、Bingなど調べ物をするときに使うサービスのことで、それらに対して最適化をすることで、ホームページが検索されたときに上位に来やすくなります。

例えば、「延岡 おすすめ ランチ」で検索したときに1ページ目に来るのと5ページ目に来るでは、アクセス数が全く違います。

となると当然、集客にも影響しますよね。

無料のホームページ作成サービスは、誰でも簡単にデザイン等ができるので非常に使いやすくシンプルに作られています。

SEO対策をするには細かな施策が必要なのですが、それらのサービスは製作が簡単な反面、そういった設定ができないのがネックとなるわけです。

Web広告をだして、そこから直接ホームページに誘導するようなやり方ならいいですが、検索からも流入を狙うならおすすめしません。

それと無料ホームページ作成サービスだとドメイン(ホームページのアドレス)が以下のようになります。

https://ホニャララ.jimdosite.com/

ホニャララは自由に決めれますが、そのあとにサービス名が入る感じですね。

自社とは関係ないサービス名がアドレスに入るので、ブランディングしにくい、また検索順位に影響(SEO的にもよろしくない)します。

広告が表示される

  • Wix(ウィックス)
  • ペライチ
  • Jimdo(ジンドゥー)

これらの無料ホームページ作成サービスはなぜタダでサービスを提供できるのか?

ボランティアじゃないので、どこかで収益化しないとビジネスとしては成り立ちません。

これはLINEやGoogleと同じです。

  • 基本で使う分には無料だけどプラスアルファの機能を使うには有料サービスになっている
  • 無料で使っているユーザーがたくさんいるのでそのユーザへ宣伝をしたい企業から広告費をもらっている

これで利益を得ています。

オプションなどお金を払って広告を消せばまだ良いですが、自社とはまったく関係のない広告がホームページに表示されていたらおかしいですよね。

例えば、求人情報を探していて、その会社のホームページに関係ない広告が表示されていたらどうでしょう?

それをどう感じるかはその人によりますが、自分だったら応募はしません。

あと、無料サービスには個人情報を利用するようなものも多いので、そういった点でも注意が必要ですね。

まぁ、タダより怖いものはないということを念頭に置いて利用されたほうが良いでしょう。

そのサービスが終了したらホームページもなくなる

当然のことながらそのサービスが終了すれば、ホームページもなくなります。

無料で提供していたけど採算が取れなくて辞めてしまうサービスはたくさんあります。

とりあえず作っておけばOK、そもそもみられていないホームページなら無くなってもダメージはありませんが、そこから集客など少しでも売り上げに貢献できていたらダメージ受けますよね。

これまでサービス終了で売り上げがいきなりゼロという事例も見てきていますので、サービスに依存すると危険な場合は利用しないほうが無難です。

サービス規約を破ってしまうと大変

サービスを利用している以上、そこの規約があります。

例えば、Wix(ウィックス)の場合、規約を万が一破ったら通知なしに利用を停止されます。

禁止事項を遵守しなかった場合、または不実表示があった場合は、お客様に通知してまたは通知することなしに、また本サービスの利用代金を返金することなしに、ユーザーアカウントおよび/または本サービスの利用が直ちに取り消されることを確認し、同意します。

つまり、いきなり自社のホームぺージがなくなってしまうリスクがあるというわけです。

まとめ

ホームページにお金をかけたくない、コストを抑えるために自分で簡単に作れる無料サービスを利用する気持ちはわかります。

しかし、無料で利用できるには理由があるし、それなりのデメリットがあることも理解しておいたほうが良いです。

とりあえず作っておけばOKくらいの気持ちならいいですが、事業用として目的があるならおすすめしません。

無料でできることのメリット、デメリットを理解して利用したほうが良いですね。

ホームページや集客に関するご相談があればお気軽にどうぞ。

いろいろな方のサポートをされてもらっています。