さまざまな業界、企業、お店がコロナウイルス対策を行っています。
自分自身はもちろん、お客様(取引先)、社員、その家族の命を危険にさらすリスクがあるので、徹底した対策が求められるのは当然のことです。
それに世の中の風潮的にも会社や店舗から感染者がでると、これからの営業に大きな影響がでてしまいますからね。
今回は不特定多数のお客様が出入りし、対面での接客が必要不可欠な飲食店のコロナウイルス対策について、ITでできることを考えてみました。
お客様に安心しても来店してもらい、店舗から感染者を出さないことはもちろん、消毒など従業員の業務負担の軽減にもなると思うのでぜひ参考にしてみてください。
ITを使った飲食店のコロナウイルス対策
ITで解決できそうなことに焦点を絞ってご紹介します。参考になれば。
入店時に検温できる顔認証サーマルカメラを設置する
入店時にお客様の体温を計測しているお店も多いと思います。
よく見かけるのがおでこに近づけて検温する機器。入店者が少なければ従業員がこれを使って一人ずつ検温するのもいいでしょう。
しかし混雑時や入店客が多い、従業員が足りていない場合、検温だけに人員と時間を取られるのは大変です。
そこでおすすめなのが、顔認証サーモカメラ。
タブレットに顔を近づけると自動で検温し、設定温度よりも高いとアラームでお知らせしてくれます。
従業員が近づいて検温する必要がないので、ソーシャルディスタンスを保てますし、アラームがなったときだけ個別に検温をするようスクリーニングに使ってもいいでしょう。
こんな感じの商品です。
メニュー表をデジタル化する
不特定多数の人が触る紙やボードのメニューは、感染のリスクが高まります。
お客様が変わるたびに従業員さんも消毒をしているでしょうから、毎回となるとかなりの負担です。
そこでおすすめなのがメニューのデジタル化。
方法はいろいろありますが、例えばテーブルにQRコードが載った紙を設置して置き、お客様にスマホで読み込んでもらう。
お客様は自身のスマホでメニューを見て注文するという流れです。
これだとメニューはお客様自身のスマホで見れるので、不特定多数の人が触れることもなく消毒も不要です。
また、メニュー内容や価格の変更も元データを修正すればすべてに反映されるので、紙のメニューのように作り変える手間もコストもかかりません。
セルフオーダーのタブレットもお客様のスマホでの注文に切り替える
お寿司屋さんや居酒屋などでよく見かけるのが、テーブルに設置されたタブレット。
お客様がタブレットで注文するので店員さんが注文を伺いに行く必要がありません。これは人との接触回数を減らすという点では対策にはなります。
しかし紙のメニューと同じで不特定多数の人が触れるものなので、感染リスクはありますし消毒の手間もかかります。
先ほどのお客様のスマホでメニューを見るシステムでは、注文から会計までできるものもありますので、そこの流れをそういったシステムに切り替えるのもおすすめです。
そうするとメニュー表、注文伺い、清算が不要になるためコロナ対策はもちろん、人手不足対策にもなります。
あと配膳もロボットにするってのもありますが。そういえば延岡のある居酒屋さんでは配膳してくれるロボットがコロナ以前からありましたが、かなり活躍してるんじゃないでしょうかね。
お会計はキャッシュレス決済にする
お札や小銭などに菌が付着していることもありますし、お金を受け渡す行為自体にも感染リスクがあります。
そこでおすすめなのが、キャッシュレス決済。
PaypayとかLINE Payとかよく見かけますよね。
スマホをかざすだけで決済できるので、お金の受け渡しや接触がなくなります。
コロナ対策実施をSNSなどで発信してお客様に安心して来店してもらう
自分たちがどういったコロナ対策を行っているのか、ホームページやSNSでしっかりと発信することも重要です。
やはり客の立場としても行ってみないと分からない状態より、事前にお店の対策内容や状況を把握できたほうが安心できますからね。
ホームページがないというところはSNSでもOKですし、SNSもやっていないというところはインスタやFacebook、Twitter、LINE公式アカウントなど無料ですぐに始められるのでアカウントを作ることをおすすめします。
まとめ
飲食店ができるITを使ったコロナ対策を考えてみました。
多くの飲食店がすでにいろいろな対策を行われていると思いますが、まだ未対策で使えそうなものがあれば検討してみてください。
コロナウイルスが終息して、前の生活が戻ってくるのが一番の望みですが、この状況がいつまで続くか分かりませんし、今後も今の生活スタイルが維持されるかもしれません。
それは今の我々には分からないので、とにかく今できることを行ってお客様に安心して来店してもらえるようなお店作りが大切だと感じます。
参考になれば幸いです。
導入等のご相談はお気軽にどうぞ。