これからの時代の集客には欠かせないコンテンツマーケティング。
英語やカタカナの専門用語を見ると難しそうで拒否反応を起こすかもしれません。
でも顧客がスマホで情報を探すのが当たり前の時代にやらないのは非常にもったいない!というかやっておいたほうがいいです。
コンテンツマーケティングは、
- ホームページやSNSなどWebを活用できていない
- ライバルとの競争が激しい
- 販路を広げたい
このような企業にとっては、とても効果的でおすすめの集客手法です。
なるべく分かりやすく簡潔にメリットやデメリットを説明するのでぜひ読んでみてください。
コンテンツマーケティングとは?
まずコンテンツマーケティングのコンテンツとは、以下のようなものを指します。
- SNSの投稿
- ブログ記事
- 動画
- ウェビナー(ウェブで行うセミナーのこと)
など。
そして、それらのコンテンツを通してユーザーに価値を提供し、ファンにして販促やブランディングにつなげることがコンテンツマーケティングです。
簡単にいうと、役立つ情報を発信することで自社を知ってもらうきっかけを作り、最終的に自社のサービスや商品を買ってもらうための手法と言えます。
コンテンツマーケティンを実施している企業の事例
自社のメディア(ブログ)を立ち上げコンテンツマーケティングを実施ている企業はほんと多くあります。
ここではいくつか成功事例をご紹介します。
サイボウズ
グループウェアなどのクラウドサービスでも有名なサイボウズ。
グループウェア市場の成熟を感じ、従来の営業方法では頭打ちになる危機感から、コンテンツマーケティングを始めたそうです。
働き方やマネジメントなど様々なコンテンツを発信されています。
freee
わたしが見積もりや請求書、確定申告など経理で使用しているfreee。
会計ソフトの紹介だけでなく、会社設立から融資、確定申告、税金のことなどユーザーに役立つコンテンツを発信されています。
税金のことなど検索するとよくfreeeのサイトが出てきますね。
freeeの経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識はこちら
SUUMOタウン
不動産サイトSuumoのオウンドメディアであるSUUMOタウン。
その街のリアルな雰囲気などユーザーが知りたいと思うコンテンツを発信されています。
ユーザーをファン化することで、いざ家を借りる、買う時はSUUMOを使ってもらうようにする。この一連の流れができているSUUMOタウンは間違いなくコンテンツマーケティングの成功事例との一つでしょう。
この他にも様々な業種の企業がコンテンツマーケティングを実施しています。
では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
コンテンツマーケティングのメリットとは?
そんなコンテンツマーケティングのメリットは以下になります。
広告宣伝費を抑えることができる
ブログ記事や動画などコンテンツが自社の資産となり、それがユーザーにとって価値ある情報であり続ける限り集客をしてくれます。
広告のようにこちらから顧客に対して一方的に情報を送るのではなく、ユーザーが知りたいと思ったときにそれに答える適切なコンテンツを用意しておけば接点を作ることができます。
コンテンツが多いほどユーザーとの接点が増えるため、費用対効果は良くなっていきます。
信頼を得られる
ユーザーの悩みを解決したり役立つ情報を発信することで会社が専門家として認識され、顧客から信用されるようになります。
例えば、寝具のみを販売しているA社と、質の高い睡眠をとるための情報もあわせて発信しているB社ではどちらの信頼度が高いでしょうか?
美容液の販売ページだけあるA社と、美肌に役立つ食生活や運動、お肌のお手入れ方法なども発信しているB社だったら?
物やサービスを売るだけでなく、それを利用するユーザーにとって有益なことを発信しているほうが信頼できますよね。
顧客をファン化できる
有益な情報を発信することで顧客から信頼を得られるだけでなく、さらにはファン化することもできます。
ファン化とは、顧客ロイヤルティ(愛着)を高めること。商品やサービス、企業に対して信頼、愛着を持ち支持し続けてくれる状態と言いましょうか。
その状態になると、
- 顧客のリピート促進が狙える
- 口コミや紹介をしてもらえる
- 価格競争に巻きこまれない
などのメリットがあります。
例えば、特定のブランドのバッグしか買わないという人は、そのブランドのファンになっているので、他社と価格比較はしないし、周りに対しても良い口コミをたくさん言ってくれます。
コンテンツマーケティングはこのように顧客ロイヤルティ(愛着)を高めファン化してくれるのです。
ビジネスの幅が広がる
コンテンツは会社がある地域だけでなく、ネットを通じて世界中に発信できます。
ブログでもYoutubeでもTwitterやインスタなどのSNSでも、どんなに距離が遠かろうと見てもらうことができるんですよ。
仕事の実績にも載せていますが、なぜわたしが東京の企業さんや県外、海外在住の人から仕事を依頼してもらえているのか。
そうです。その人たちに有益な情報を発信し、信頼を得られたからです。
このように会社のある地域だけでなく遠く離れた人たちにも、自社を知ってもらい取引につなげることができるのです。
コンテンツマーケティングのデメリットとは?
コンテンツマーケティングのメリットを紹介しましたが、良いことばかりではなくデメリットもあります。
時間も手間もかかる
コンテンツマーケティングはユーザーに対して有益な情報を発信する必要があるため、ブログ記事や動画の作成、SNSの運用など時間も手間もかかります。
本業をしながらコンテンツを作らないといけないため、人員が少ないと負担になります。
コンテンツの制作を外注する場合は、コストもかかってしまいますね。
成果につながるまでに時間がかかる
広告を打つ場合、いますぐ悩みを解決したい人に見てらえれば成果につながりやすいです。
いっぽう、コンテンツマーケティングは「行動したい顕在ニーズ」ではなく、信頼を得て購買につなげていく手法なので「問題を感じていない人、問題は感じているけどすぐに解決しなくていい人」のようにすぐに成果につながりにくい人もターゲットなので時間がかかります。
時間も手間もかかるし、すぐに効果が出ないというデメリットがあるので、そもそもやらない、やっても諦めてしまう企業も多いです。
なので、コンテンツマーケティングは最初から中長期的に取り組むこと前提で考えておいたほうが良いですね。
時間も手間もかかるけどコツコツ取り組んだ企業が生き残る
コンテンツマーケティングのメリットやデメリットを紹介しました。
コンテンツを作り続けるのは時間も手間もかかります。
だからこそ、それを続ければ最大の参入障壁になりライバルより優位になれる。
そしてコツコツ増やしたコンテンツが自社の貴重な資産となり成果につなげることができるのです。
通販なんかでも昔であれば楽天やAmazonにさえ出店してば売り上げを確保できたかもしれません。
でも今はプラットフォームに依存するとどんどん厳しくなっていきます。売るだけだと差別化が難しく、どうしても価格重視のユーザー相手になってしまいますからね。
だから顧客の信頼を得てファン化することが重要になってきます。
- ホームページすらない
- ホームページはあるけど作っただけになっている
- ネット通販の売り上げを伸ばしたい
- もっと多くの人に自社のことを知ってもらいたい
このような企業は、少しずつでいいので自社の商品やサービスを必要とする人に役立つ情報を発信してみてはどうでしょうか?
それが数年後にはとても価値あるものになっているかもしれませんよ。
ブログでアクセスを集める方法はこちらの記事に詳しく書いています。
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