普段使っているパソコンのデータがいきなりなくなると困りますよね。
パソコンの故障や災害などデータが紛失するリスクは常にあるので、バックアップ(パソコン以外の場所にデータを保存)をとっておくことは大切です。
なかには、USBメモリーや外付けHDD、NAS(ネットワークハードディスク)、ファイルサーバーにバックアップは取っているから大丈夫という企業もあるでしょう。
そういった場合でも2重、3重にバックアップを取っておいたほうが安心です。
今回はクラウドストレージ(インターネット上でファイルを共有するサービス)を導入して、社内のパソコンのデータの共有やバックアップを取るようにした事例を紹介します。
ご相談内容:USBメモリーが急に認識しなくなった
お客様からUSBメモリーが認識しなくなったでの、データを復旧してほしいとの依頼がありました。
必要なデータはUSBメモリーの中にしかなく、パソコンにも保存していないとのこと。
実はこういったケースはよくあります。
パソコンの動作が遅くなるから、パソコンにデータを入れておきたいくないとか、セキュリティ面で不安だからUSBメモリーだけに保存しているなど。
しかし、これは危険です。
というのも、USBメモリーがいつ壊れるか分からないし、紛失のリスクがあるから。
接続部分の物理的な破損、基板の故障など使い方が原因で故障することもありますし、紛失したらデータが流出する恐れもあります。
また、外付けHDDやNASなども同じです。
HDD自体に寿命もありますし、地震などの災害で故障する可能性だってあります。
機械なので100%安心安全という保障はないんですよね。
だから2重、3重にバックアップを取っておくことが大切なのです。
クラウドストレージの提案・メリットの紹介
それで今回、USBメモリー以外のバックアップの提案としてクラウドストレージを紹介しました。
クラウドストレージとは、インターネット上でファイルを共有したり、データを保存しておけるサービスです。
有名なクラウドストレージだと、
- GoogleDrive
- Dropbox
- OneDrive
- box
- セキュアSAMBA
- エックスドライブ
などたくさんあります。
仕組みとしては、インターネットを通じてこれらのサービス会社のサーバーにデータを預けるイメージです。
ですので、クラウドストレージに保存したデータは、パソコン内ではなくそれらのサービス会社のサーバーに保存されます。
メリットとしては、
- インターネット環境があればどこからでもデータにアクセスできる
- パソコンが壊れてもデータは安全
- 社内にデータがないので災害時も安心
などがあります。
例えば、外付けHDDとDVDにデータを焼いて社内に保存していたとしましょう。
2重にバックアップを取っている点ではリスクの軽減になりますが、社内に保存という点では盗難や災害のリスクは防げません。
しかし、クラウドストレージなら社内にデータがない点ではリスク軽減になります。
安全かつ効率よくデータを管理できるようになった
今回導入したお客様は無くなっては困るパソコンのデータをクラウド上にバックアップするようにしました。
これによってパソコンやUSBメモリーが故障してもデータは守られます。
また、社員同士で共有したいデータもクラウド上に保存することにより、外出先からでもアクセスできる、USBメモリーを回したりする必要がなく効率化になります。
それと社長だけがアクセスできるファイル、社員みんながアクセスできるフォルダを分けるセキュリティ設定をすることで情報の機密性もアップしました。
まとめ
- データのバックアップやリモートワークをしたい
- クラウドにデータを預けても大丈夫? セキュリティ面が心配
- コストはどれくらいかかるの?
- パソコンが苦手だけで操作は難しくない?
など不安や疑問があるという方。
どのクラウドストレージが良いのかなど、お客様に応じて提案しますので興味ある方はお気軽にご相談ください。