先日、お問い合わせで珍しいパソコントラブルがあったので情報をシェアします。
同じような症状が出ている方の参考になれば。
その症状とは、
- エクセルを使っていたら画面の右にリサーチという画面がでる
- キーボードのキーがきかない
- 上のメニューの所に英語が表示される
こういったことが出たり出なかったりするとのこと。
単純にキーボードの不具合かな?って思いますが、あまり聞いたことがない症状だったので、お客様の所に伺ってみると確かにその症状が出ています。
原因を切り分けるために、Wordやインターネットブラウザを起動して文字を入力しようとするとできません。
ということは、エクセルの問題ではなくキーボードや日本語や英語を切り替えるIMEなどが原因と考えられます。
原因はAltキーが勝手に押されていることだった
そもそもキーボードのキーがきかないという症状以外に気になったのが、エクセル上部メニューに英語が表示される、右にリサーチという画面が出るというもの。
何かな?と思ったらAltキーを押すと、この症状がでます。
エクセルでAltキーを押すとメニュー上部に英語が表示され、またAltキーを押したままどこかのセルをクリックすると右にリサーチの画面がでます。
ということは、押してもいないAltキーが勝手に押されていることが原因と判明。
ではなぜ勝手にAltキーが押される状態になるのか?
キーが勝手に押される原因はBluetoothとWi-Fiの干渉
お客様のパソコンはマウスもキーボードもBluetoothで接続されていました。
また近くにはWi-Fiのルーターも置いてあります。
気になったのがマウスの動きがたまにカクカクになること。
Wi-FiとBluetoothって2.4GHzという同じ周波数帯を使っているため干渉することがあります。
マウスの動きもおかしいことから電波が干渉して、キーボードが誤動作を起こしていたんじゃないかと。
勝手にキーが押されたり、1回しか押していないのに文字が何度も入力されたりする現象(チャタリング)が出ている人は、Wi-Fiの周波数を2.4GHzから5GHzを使うとか、BluetoothではなくUSB接続に変更するなどを試してみるといいでしょう。
今回はキーボード自体の不具合ではなく、その接続方法だったのでUSB接続のキーボードに変更して症状はおさまりました。
いやぁ、勉強になりました。ありがとうございます。
パソコンのトラブル等あればお気軽にご相談ください。