こんにちは。
宮崎県延岡市で名刺やチラシなどの印刷デザインを行なっている、micataの進藤です。
これまでたくさんの方と名刺交換をさせてもらいましたが、
- 必要なときに思い出して連絡した人
- その場限りで終わり、名刺ケースに入れたままの人
- 見返したときに顔が思い出せない人
など、もらった名刺によってそれぞれ取り扱い方が異なります。
あなたはどうでしょうか?
必要なときに名刺を見返して連絡した人、はっきりと顔と名前を覚えている人はいますか?
きっとほとんどの名刺がその場限りのものになっているはず。
ここでは名刺を集客ツールに使いたい、仕事獲得用として活用したい人にその制作ポイントをまとめました。
名刺を単に名前や住所、電話番号を載せただけの紙で終わらせたらもったいないです。
企業の社長さん、個人事業主として名刺を交換する機会が多い人はぜひ作成時の参考にしてください。
名刺は相手に不快感を与えず100%受け取ってもらえる営業ツール
ビジネスで初対面の人と挨拶を交わすときに渡すのが名刺です。
挨拶代わりに渡す物ですから、相手に不快感を与えることなく100%受け取ってもらえます。
もしこれがいきなり名刺ではなくチラシだったらどうでしょう?
○○さん、初めまして。
○○会社の○○です。
このチラシをご覧ください。
実は○○さんにぴったりの保険があるんです。
~~で、~~という内容の保険です。
いかがですか?
チラシって宣伝するための物ですから、初対面の人からガツガツ営業されたら「なにこの人?」って思いますよね。
ですが、名刺であれば相手から売り込みのツールだと認識されていないので警戒や不快感を与えずに渡すことができます。
そこをうまく活用するのが集客用名刺です。
自分からガツガツ営業しなくても、見てもらったときに自然と興味を持ってもらえるようにすることを目的に制作してみましょう。
仕事獲得につなげる集客用名刺の作成ポイント
では仕事につなげるためには、名刺のデザインや内容はどのようにすればいいのかポイントを見ていきましょう。
相手にどのようなアクションを起こしてほしいか明確にする
仕事獲得といっても、さまざまな流れがあります。
例えば、
- まずはホームページを見てもらいサービスの詳細を伝える
- まずは自社サービスや商品を体験してもらう
- まずは人間性を好きになってもらい信頼を得る
など。
名刺を渡してすぐに仕事の依頼をもらえるのは稀です。
名刺をきっかけに今後どのような流れで仕事獲得につなげていきたいのか考え、その流れになるように内容やデザインを決めていきましょう。
もしホームページに誘導して詳しいサービス内容や料金をしってもらい、そこでコンバージョン(成果)につなげたいのなら、名刺からホームページへの導線を意識するということですね。
その場合、基本情報としてホームページのURLを記載するだけでなく、自社サイトがヒットするキーワードを検索するように促したり、スマホですぐにアクセスできるQRコードを入れるといいでしょう。
どんな価値を提供できるのかキャッチコピーをつける
名刺の上部や名前の上など目につきやすい場所にキャッチコピーを書くのがおすすめです。
またそのキャッチコピーは抽象的ではなく、具体的にどういった価値を提供できるのか記載しましょう。
例えば、以下のようなキャッチコピーの場合、どちらが相手に伝わりやすいか一目瞭然ですよね。
・ITサポート会社
・人手が足りない企業の業務負担を減らすITサポート会社
ポイントは、「ターゲットは誰か」「そのターゲットにどんな価値を提供できるのか」をより具体的にです。
保険屋でも税理士でも美容師でも、職業だけでなく何が得意なのか、他社と差別化できることなど考えて記載してみてください。
仕事の実績を載せる
提供できるサービスを書いたら、その価値を裏付けるために実績も載せるといいでしょう。
その際も、
○○で売り上げが前年度の110%アップ
○○の申し込みを月○○件獲得
みたいに具体的にするといいですね。数字も入れればよりインパクトが出ます。
顔写真を載せる。どうしても嫌ならイラスト
相手に顔と名前を覚えてもらう、あとから思い出してもらうために顔写真は必須です。
どうしても恥ずかしい、嫌ならイラストでもいいでしょう。
名刺交換したときはいいですが、数日経つと顔と名前が一致しないことはよくあります。
名刺にその人の特徴をメモしてもいても顔までは書けませんからね。
一眼レフじゃなくてもスマホやデジカメでもいいので、相手に好印象を与える写真を選んでください。
ちなみにわたしはプロのカメラマンさんに撮ってもらいました。
仕事だけじゃなくプライベートな情報も載せる
仕事だけでなくプライベート情報も載せると人間性を知ってもらう、興味を持ってもらうきっかけになります。
初対面でいきなり仕事の話ばかりするよりも、まずは人間性を知ってもらい信頼を得てから仕事の話をするほうがスムーズです。
家族構成や趣味、経歴、目標などで相手との共通点が見つかると話が盛り上がりますし、会話のタネになります。
ここも単に書くだけではなく具体的に書くといいですね。
趣味は温泉
↓
具体的に書く
↓
炭酸温泉が好き。これまで100箇所以上の温泉に入りました
↓
「100以上ってすごいですね、炭酸温泉って何県にあるんですか?」
↓
このように会話が広がりやすい
趣味はお酒
↓
具体的に書く
↓
芋焼酎が大好き。飲んだ銘柄は100以上
↓
「どのメーカーの芋焼酎がおすすめですか?」
↓
このように会話が広がりやすい
名刺は縦型と横型どちらがいい?
名刺には縦向と横向きがありますが、どちらがいいのでしょうか?
ちなみに、わたしがこれまでもらった名刺を見返すと圧倒的に横向きが多かったです。
また名刺を簡単に作れるテンプレートを見ても、横向きのパターンのほうが多い印象です。
ただどちらが良いというわけではなく、それぞれにメリットがありますので、載せる内容や配置、レイアウトに合わせて選べばいいでしょう。
横型名刺であれば、
- 長いURLやメールアドレス、文章が収まりやすい
- デザインのレパートリーが豊富
縦型名刺であれば、
- 少数派なので目立つ、差別化できる
- スタイリッシュな印象を与えることができる
などの特徴があります。
基本情報だけ、おしゃれなだけの名刺じゃ仕事獲得には繋がらない
仕事につなげる集客用名刺のポイントについて紹介しました。
こちらが集客できない名刺の典型的な例ですね。
こっちが仕事につなげるための要素を盛り込んだ名刺です。わたしの集客用名刺の制作事例はこちらで紹介しています。
名刺は単に基本情報を載せるだけの紙じゃもったいないし、おしゃれアピールで終わっても意味がありません。
名刺を交換することによって誰にどんな行動を起こさせたいのかを明確にして、そうさせるための内容にする必要があります。
名刺は相手が100%受け取ってくれる営業ツールです。ぜひ紹介したポイントをもとに作ってみてください。
micataでは情報の精査からデザインまでご相談に乗っているのでお気軽にどうぞ。