延岡市の保育園にUTM(セキュリティ機器)導入事例 | 園児の個人情報と信頼を守るための対策

「うちのような小さな保育園がサイバー攻撃に遭うはずがない」

そう思っていませんか?

しかし今、ICT化が進む保育現場を狙ったウイルス感染や情報漏洩のリスクは、かつてないほど高まっています。

先日、弊社でサポートさせていただいている延岡市内にある保育園、幼稚園にUTM(ネットワークセキュリティ機器)を導入いたしました。

今回は、園長先生が抱えていた悩みと、なぜUTMがその解決策として最適なのか、そして「対策しないことのリスク」についてITのプロの視点からお伝えします。

UTMとは、園の玄関に立つ「24時間365日、不眠不休のガードマン」です。

園児たちの安全を守るために、不審者が入ってこないか玄関で見張るのと同じように、インターネットの世界から「個人情報を盗もうとする泥棒」や「悪質なウイルス」が園内のパソコンに近づかないよう、入り口でシャットアウトします。

職員の先生たちがうっかり「怪しいメール」を開こうとしても、このガードマンが後ろから「それは危ないですよ!」と止めてくれる。そんな安心をお届けする機械です。

保育園の現場が抱える「3つの大きな不安」

ICT化(登降園管理や連絡帳アプリの導入)が進む一方で、現場では以下のような不安が渦巻いています。

  • ウイルス対策ソフトだけで大丈夫?
    各PCにソフトは入れているけれど、日々巧妙化する最新のウイルスや詐欺メールを本当に防げているのか確信が持てない。
  • もし個人情報が漏れたら…
    園児の住所や家庭環境、写真データ。これらが流出したら、長年築き上げた保護者との信頼関係が一瞬で崩れてしまう。
  • スタッフのITリテラシーに差がある
    先生たちがうっかり不審なサイトを開いたり、メールの添付ファイルをクリックしたりしないか、常に目を光らせるのは不可能。

宮崎県内企業の18.1%、つまり約5社に1社がサイバー攻撃の被害に遭っています

帝国データバンクの2025年調査によると、宮崎県内企業の18.1%、つまり約5社に1社がすでにサイバー攻撃の被害に遭っていることが判明しました。

これはUMKなどのニュースでも『もはや対岸の火事ではない』と大きく報じられています。

この数字も氷山の一角で、「メールアカウントが乗っ取られた」「PC1台がウイルスに感染した」といったレベルの被害は、多くの企業が公表しないので統計には現れません。

【参照元:UMKテレビ宮崎】https://www.umk.co.jp/news/selection/2025/10/ghd116181.html

金銭的コスト:被害発生時は「1件あたり平均約160万円〜」

JNSAの「情報漏洩事件・事故被害調査」によると、1件の事故あたりの想定損害賠償額は平均して数千万円にのぼることも珍しくありません。

過去の判例(宇治市住民基本台帳データ漏洩事件など)では、住所・氏名・性別・生年月日の4項目のみの漏洩に対し、一人あたり10,000円の慰謝料(および訴訟費用5,000円)の支払いが命じられました。

参考:2002年度 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書

仮に園児・卒園児・保護者など500人分であれば、これだけで500万円です。

また、原因究明のためのフォレンジック調査(専門家による解析)は、1事案につき最低でも100万〜300万円が相場です。

UTMなら月額1万円〜のリース・保守料で、これら数百万のリスクを下げることができます。

時間的損失:業務停止と報告義務

2022年4月に施行された改正個人情報保護法により、漏洩が発生した際の「個人情報保護委員会への報告」と「本人への通知」が義務化されました。

  • 報告の工数
    漏洩の範囲を特定し、指定の様式で報告書を作成し、保護者一人ひとりに書留を送る作業は、保育業務を完全にストップさせます。

UTMにはログ管理機能があるものが多く、万が一の際も「どこから入って何が起きたか」の特定が早いため、調査時間を大幅に短縮できます。

社会的損失:信頼失墜と入園者数への影響

これが保育園にとって最大の打撃です。

  • ネットの「デジタルタトゥー」
    「〇〇保育園 ウイルス感染」「〇〇保育園 個人情報流出」といったニュースや口コミは、地域住民の間に瞬時に広がり、ネット上にずっと残り続けます。
  • 経営への直撃
    現代の保護者は入園前に必ずネットで評判を調べます。セキュリティ事故を起こした園は、翌年度の入園希望者が激減し、リカバリーに数年を要するでしょう。

逆に当園は「セキュリティ管理をしっかり行っており、大切なお子様の情報を24時間守っています」と公表することで、他の園との差別化や保護者への安心を与えることができます。

UTMが保育園のネットセキュリティに効果的な理由

これらの不安をまるごと解決するのがUTMです。

UTMは、いわば「園の玄関に設置するガードマン」です。

  • 入り口でブロック
    ネットの入り口(ルーターの下部)に設置するため、PCだけでなく、Wi-Fiに繋がっているタブレットやスマホ、事務用複合機まで一括で守ります。
  • 自動更新で手間いらず
    最新の脅威情報はクラウド経由で自動更新されるため、職員や園長先生が難しい設定をする必要はありません。もちろん日々のメンテナンスやトラブル、機器の故障は弊社が対応いたします。
  • 内部からの流出も防ぐ
    万が一、職員のPCやタブレットがウイルスに感染しても、外部への情報送信を遮断し、被害の拡大を食い止めます。

一度情報が漏洩すれば、その事実はネット上に残り続けます

一度情報が漏洩すれば、その事実はネット上に残り続けます。

そうなると当然翌年以降の園児募集にも深刻な影響を与えます。

UTMの導入は単なる「経費」ではなく、「園の未来を守るための保険」なのです。

今回導入させていただいた園長先生からは、「目に見えない不安が解消されて、本業の保育に集中できるようになった」と、喜んでいただけました。

子どもたちの安全を守るのと同じように、子どもたちの「情報」を守ることも、現代の保育園には欠かせない責任です。

「うちの園の対策は今のままで大丈夫?」と少しでも不安に感じたら、まずは現状の診断から始めてみませんか?