顧客管理をされている方の悩みで多いのが、
- 紙で管理しているので見たい顧客情報を探すのが大変、かさばって場所をとる
- 紙だと持ち出せないので見たいときに見れない
- 専用のソフトを使っているけど費用が高い
- エクセルを使っているけど使いづらい
など。
ここではそんな悩みを解決するEvernoteというアプリを紹介します。
無料かつ簡単に操作できるので、美容室やエステ、アパレル、その他の業種で顧客管理をされている方はぜひ参考にしてみてください。
Evernote(エバーノート)の特徴
Evernoteとは、テキスト、Web ページ、画像、音声など様々な形式のファイルなど保存できるサービスです。データ関係なく同じ場所に一元管理できるのでメモとして利用している人も多くいます。
Evernoteにはプランが3つあって、それぞれに使える機能が異なってきます。
- ベーシック:無料
- プレミアム:¥600/月
- BUSINESS:¥1,100/月(最少2ユーザー)
よっぽど複雑な使い方をしない限り無料のベーシックプランでも十分に顧客管理できます。
ただ無料プランは月間のデータアップロード容量が60MBまでなので、画像が多いなどその容量を超える場合は有料プランが必要になります。
Evernoteはパソコンはもちろん、スマホやタブレットでも使えるため、いつでもどこでも顧客情報にアクセスできるのも大きなメリットです。
では実際にEvernoteを使った顧客管理方法をご紹介します。
Evernoteを使った顧客管理方法
Evernoteを使った顧客管理のやり方はいろいろありますが、わたしが実際に行っている方法を紹介します。
Evernoteにはノートブックとノートという機能があって、無料プランでのノートブック数の上限は250、ノート数は100,000と決められています。
主な管理方法は、あ行~わ行のノートブックを作って、そのなかに顧客のノートブックを作っていくイメージです。
ちなみに顧客名をノートブックで作ってしまうと上限の250以上の顧客は管理できなくなるので、あ行~わ行を作って、そのなかに100,000まで作れるノートを顧客情報にしています。
例:安藤さんなら「あ」のノートブック内に安藤というノートを作る。井上さんなら「い」のノートブック内に井上というノートを作る。
業種ややり方によってはあ行~わ行のところを管理しやすい名前に変更してもOKです。
アカウント作成・顧客情報作成・検索方法
ではまずはEvernoteの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成しましょう。メールアドレスを入力して、パスワードを決めるだけでOKです。
アカウントを作成したらさっそく顧客管理を作っていきます。Evernoteの使い方は2つあり、アプリをダウンロードする方法とブラウザ(Microsoft Edge、Google Chrome、Safariなど)からログインする方法があります。
公式サイト上部にある、ダウンロードとログインどちらからでも使えます。
ここではWindows用のアプリ画面で説明していきます。
ノートブック横の「+」から新規ノートブックを作りましょう。あ行~わ行まで46個のノートブックを作ります。
※「を」と「ん」から始まる苗字の人はいないと思うので省いています。
ノートブックができたら顧客情報を登録していきます。上部メニューの「ファイル」から新規ノートを作成します。
題名は顧客名、本文には顧客情報を記載します。ここは業務内容に合わせて変更してください。例えば美容室の場合だと、来店日時やカラーやパーマなどの施術内容、写真、会話内容、次回予約日程など。
このときに「タグ」もつけておくと便利です。タグとは目印のようなもの。名字の頭文字でもいいし、地域名や職業など顧客に合わせて作ればいいでしょう。1つノートができたら、あとはそれをコピーして名前や内容を変更していけばOK。
日時を入力する場合の便利なショートカットの紹介。
Windowsで日時を入力するときは「コントロールキー」+「:」を押すと自動で現在の日時時間が入力されます。Macの場合は「コマンドキー」+「シフトキー」+「D」
顧客情報を探すときは、あ行~わ行のノートブックを開けばすぐ見つけられますし、数が多い場合は検索窓に名前を入力すればすぐに探せます。またタグから検索してもOK。
以上で、顧客管理の完成です。
ノート数は100,000まで登録できるので、足りなくなることはないでしょう。
- 紙で管理しているので見たい顧客情報を探すのが大変、かさばって場所をとる
- 紙だと持ち出せないので見たいときに見れない
- 専用のソフトを使っているけど費用が高い
- エクセルを使っているけど使いづらい
このような悩みを抱えていた人、シンプルに顧客の情報を管理するなら無料のEvernoteで十分です。
ぜひ活用してみてください。